腸満という病気をご存知でしょうか?

大事に育てている錦鯉、何だか最近元気がないと思って見てみたら、何だかお腹が異常に膨らんでいる。

そんなときには腸満の可能性があります。

では、腸満という病気とは、具体的に一体どのような病気なのでしょうか。

錦鯉の腸満について

錦鯉 腸満 症状

錦鯉の腸満というのは、産卵が可能な雌の卵巣に腫瘍ができるという病気です。

腸満というのはいわゆる癌です。

そして卵巣にできるので、腸満とは錦鯉の卵巣癌とも言われています。

そして治療をしないと悲しい事態に直結する深刻な病気と言えます。

症状と治療方法

腸満の症状としては、腫瘍があることによる腹部の異常な膨らみです。

また、鱗も立ってきます。

よくありがちなことは、腹部が膨らんできたのは腫瘍ではなく卵を持ったと勘違いして放っておいてしまい、気がついたときには手遅れになっていたというケースです。

特に鱗が立っているという状況は、病気がかなり進行していてとても深刻な状態です。

治療方法としては、外科手術による卵巣の摘出ですが、腸満は完治する確立がとても低い病気と言えます。

しかし早期に発見することで完治する場合もあります。腸満は何より早めの対処が必要です。

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早期発見のポイント

上記の通り、腸満は早期発見と対処が重要です。

では腸満はどのように発見することができるのでしょうか。

まず、毎日しっかりと錦鯉を観察しましょう。

特に雌の錦鯉は体をしっかり観察して、腹部が膨らんでいないかを確認しましょう。

もし腹部に膨らみがあった場合は、触ってみて硬いしこりがないか確認しましょう。

もしも腹部に硬いしこりがある場合は、既に腸満の初期~中期である可能性が高いので、すぐに専門医のいる動物病院に連れていきましょう。

まとめ

上記の通り、腸満は錦鯉の命にかかわる深刻な病気です。

特に雌は産卵が可能になってからは常に目を凝らして様子を見ることが大事です。

そして、日頃から錦鯉の病気について、いざというときに慌てないように、しっかりと正しい知識を身につけておくことも大事です。

また、腸満は手術が必要な病気です。

病気が進行すればするほど、手術による錦鯉の負担は大きくなりますし、ストレスにもなります。

大事な錦鯉をつらい目に遭わせないためには、飼い主さんの日頃の管理が重要になってきます。

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