錦鯉を飼育したくなって、さっそくペットショップや養鯉場へ出向いてはみたけれど、時期外れで種類が少なく、そしていざ選ぼうと思ってもどのような基準で選ぶべきなのかがわからなくて困惑してしまった経験のある方もおられるかもしれません。
ここでは時期や適切な選び方に焦点を当ててお話ししていきます。
環境の準備が先
ここは必ず頭に入れておくべきことですが、いきなり思い立って購入に踏み切ることは錦鯉自身にとっては大変危険なことです。
錦鯉の購入よりも、池あるいは水槽のなどの環境整備をしっかり行うのが先です。
とにかく錦鯉の飼育には周到な準備が必要なのです。
買う時期について
錦鯉が多く出回るのは主に早春と晩秋です。
早春に買うのであれば、まず考えるべきこととしては梅雨時や夏に向けての対策です。
特に梅雨時は季節の変わり目ですので、病気や水質の維持などの対策を考えていきましょう。
一方晩秋に買うのであれば、同時に越冬の準備についても考えなければなりません。
つまり買う時期によって最初に考えるべき対策は違うので、購入前には予め一年間で行うべきことを把握しておくことが必須です。
錦鯉の選び方
選び方というのは、購入者の好みもありますので、一概にどれが正しいとは言えません。
ですが、どのような種類であっても共通して言えるのは、やはり健康な錦鯉を選ぶということです。
病気にかかってしまっている錦鯉を購入すると、結果的に池や水槽に病原菌を持ち込んでしまうことにつながります。
また、色の具合や模様の表れ方にも注意しましょう。
色についてはなるべく鮮やかではっきりとした魚体を、模様については程よく体全体にバランス良く模様が表れている魚体を選びましょう。
尚、新しい錦鯉を池に放す前には必ず薬浴を行うようにしましょう。
まとめ
錦鯉を買うのであれば、種類の豊富な専門の養鯉場へ行ってみることをおすすめします。
そしてもちろん事前に自分で勉強しておくことが大事ですが、いざ買う際にどうしたら良いのかと迷ったときには、養鯉場の専門のスタッフに質問してみるというのも良いかと思います。
そして一応の選び方はありますが、結局は自分が気に入った錦鯉を購入することが最も理想なのではないかと思います。
自分だけのお気に入りの錦鯉を選び、末永くたくさんの愛情を注いで育ててあげましょう。