まず、私がひっくり返って浮いている状態の淡水魚を見たのは錦鯉ではなく、父が自宅で飼っていた「金魚」でした。
父に話すと隔離した所までは見ていたのですが、金魚は数日後、元通り元気になって戻ってきました。
その時に初めて「転覆病」という名前も知った感じでした。
後に、錦鯉も同じ病気になる事を知ったのですが、その時に試した治療方法などを紹介します。
転覆病の原因は?
最初はそれなりに元気もあり、バタバタ動いて元に戻ろうとしたり、水に潜ろうと頑張っているのですが、時間と共に体力も消耗してしまうので、みかけたらすぐに隔離しましょう!
餌
古い餌を与えていたり、調子の良くない時にも通常の餌を与えてしまっていたという事から、これが原因となり消化不良を起こし、お腹にガスがたまります。
うーん・・・確かに私達も風邪などで寝込むと、消化によい柔らかい温かいものが美味しく感じますよね?
意思の疎通は難しい錦鯉達ですが、きちんとした個体の観察が必要です。
水温
水温が低すぎたり、朝夕は水温が下がり、日中は水温が上がるなどの温度差も影響し、水温が低いと食べた餌も消化しにくくなってしまいます。
治療方法は?
「これ食べさせたら治る!」「これ塗ったら効く薬!」といった特効性のある物はありません。
また、ずっと同じ体制で浮いていると、水面に出た部分が乾燥したり、やみくもに動き回り体を傷つける事も考えられますので注意します。
以下の方法を1週間ほど試してみてください。
薬浴
「薬浴」とはありますが、転覆病の場合は「食塩水」なので「海水浴」と父は呼んでいましたが、塩分濃度は0.5パーセントとなりますので注意してくださいね!
5日程度隔離して様子を見て、必要ならば薬浴も続けます。
この間、餌も原因になっているので、餌は与えずに様子を見ましょう。
水温
本当は、外の池でも水温の管理をして年間通して同じ温度を保つのが1番なのですが。
なかなか難しい所ですよね。
特に、治療期間中は水温を20℃ほどに保ってあげましょう。
まとめ
転覆病が「消化不良」に関係しているという事に驚きました。
見ていて苦しそうなので、早く何とかしてあげたい!という気持ちもありますが、ここで紹介したのは、あくまでも我が家の錦鯉達や金魚に行った方法です。
似ている症状がでた場合でも、他の病気が絡んでいる可能性もありますので、専門家やショップの方に相談してみる事をオススメします。