錦鯉の水槽に水草を入れて景観を良くしたいと思い立つ方々も多いかと思います。
そして具体的に、錦鯉の水槽に適した水草はどのようなものがあるのかという部分も気になるところですね。
ここでは水草の種類や気をつけるべきことをお話ししていきます。
そもそも水草は必要か
いきなり結論ですが、錦鯉の水槽に水草は必要ありません。
むしろ、水草は入れないほうが望ましいくらいです。
というのも、錦鯉は雑食で何でも食べてしまうからです。
つまり水草を導入したとしてもすぐに食べられてしまうケースが多いのです。
水草の種類
上記で水草は必要ないと述べましたが、それでもやっぱり水草を導入したいと思う方もおられるかと思いますので、ここからは水草の種類について考えていきましょう。
錦鯉の水槽に適している水草の一つとして挙げられるのは人工水草です。
人工水草はペットショップや100円ショップなどで販売されています。
なるべく丈夫なものを選びましょう。
また、天然の水草というところでは『アナカリス』という水草が適していると言えます。
アナカリスとは別名では『オオカナダモ』、『キンギョソウ』とも呼ばれます。
アナカリスはとても丈夫な水草でしかも成長が早いため、錦鯉が食べてしまっても完全に食べ尽くされたり枯れてしまったりという心配はそれほどありませんのでおすすめです。
水草を水槽に導入する際に気をつけること
上記で丈夫な水草について触れましたが、そうは言っても根元から引き抜かれてしまえばどんなに強い水草でもやはり育ちません。
そのため、水草を導入する際には水草の周りを石材や流木などでしっかりとガードするという工夫が必要です。
まとめ
上記で水草は入れないほうが望ましいくらいだと述べましたが、水草を導入することにメリットが全く無いというわけではありません。
特に天然の水草は光合成をするので水槽内に酸素をもたらしてくれるというメリットもあります。
ですが、無理に水草を入れる必要というのはありませんので、水草の導入はあくまで飼い主さんの判断に委ねられるところであると言えます。
とにかく一番大事なことは、いかに錦鯉が快適に過ごせるような環境を実現できるかということです。
景観の華やかさは大事ですが、シンプルな水槽というのもそれはそれで独特な趣きがあるようにも思います。
また、そもそも錦鯉自体がとても美しいお魚ですので、錦鯉の美しさを引き立てるような景観作りを意識することも大事です。