池は錦鯉にとって大事な生育環境です。

錦鯉の健康というのは池の中の環境によって左右されます。

錦鯉を飼うのであれば、まずは池の環境を整えることが重要です。

ここでは、特に錦鯉を入れる前に行うべき池の消毒についてお話ししていきます。

消毒の時期と様々な消毒方法

錦鯉 池 消毒

池の消毒と言ってもそれほど頻繁に行う必要はありません。

一年間のうち池の消毒が必要な時期は、主に春と冬です。

ですが、消毒はこの時期に限らず、例えば錦鯉の移動時や病気などにかかった場合にも行う必要があります。

適切な方法でしっかりと消毒を行いましょう。

塩素消毒について

塩素での消毒と聞くと、よくプールなどの消毒をイメージする方も多いかと思います。

塩素消毒は用量さえ守れば、他の薬での消毒と比べて環境へのリスクは低いと言えます。塩素消毒を行う際は、まず消毒を行う前に池の水を一度全て抜く必要があります。

そして数日間、日光による天日干しを行います。

この天日干しの作業をすることによって消毒の効果が高まります。

池の天日干しが終わったら、水を入れて適量の塩素で消毒します。

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三種混合と四種混合

塩素消毒の他には三種混合と四種混合という方法もあります。

上記の塩素消毒に比べると、三種混合や四種混合のほうがわりとポピュラーな方法だと言えます。

まず三種混合の場合は『マラカイトグリーン』、『マゾテン』、『ホルマリン』を使用します。

四種混合はこの三種混合に『デミリン』が加わったものを指します。三種混合にするか四種混合にするかは、そのときの池の状態や気候などを踏まえて決めましょう。

三種混合や四種混合は専用の薬を使用しますが、自治体によっては使用が禁止されている薬もあります。

また、これらの薬はとても毒性が強いため、場合によっては人体にも悪影響を及ぼします。

取扱いには充分に注意しましょう。

特に肌には直接触れないように、慎重に作業を行いましょう。

まとめ

上記でも述べましたが、池の消毒は定期的に行う以外にも錦鯉の病気などでも行う必要があります。

ですので、一年間のうちに錦鯉が何度も病気にかかればその都度大掛かりな消毒を行うということですので、とにかく病気についてもしっかり考える必要があります。

最も理想であるのは、当然錦鯉が毎日健康で過ごせるということです。

ここでお話しした消毒方法というのはあくまで予防策ですが、その予防策をしっかり行わなければ錦鯉が病気にかかる確率も必然的に高くなります。

また「いつも池はきれいにしているから消毒は必要ないだろう」という憶測による判断はとても危険です。

とにかくやるべきことはひと通りきちんと行いましょう。

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