錦鯉を飼おうと思い立ったけれど飼育のためにまずは何を用意するべきかわからない、飼育については右も左もわからない状態で不安、というようなお悩みを抱えている方もおられるかと思います。
ここでは錦鯉を飼う際に知っておきたい基本について、いろいろとお話ししていきます。
錦鯉の水槽飼育における基本
錦鯉の飼育でまず知っておくべき基本は、水槽内の適切な環境作りです。
具体的には水質と水温の管理です。
とにかく適切な水作りができていなければ、錦鯉の飼育というのは不可能だと言えます。
他にも餌のことなどいろいろな基本はありますが、ここでは錦鯉の飼育に最も重要である環境作りなどに焦点を当てていきます。
水槽飼育で必要な物
水作りの前に、まずは必要な物を揃えましょう。
水槽が必要であるのは言うまでもありませんね。
その他に必要な物としては、飛び出し防止のため水槽に設置するフタ、濾過装置、掃除用具です。
これらは最低限必要な物です。
また、水温計、水温管理のためのヒーター、水槽の見た目を美しくするための蛍光灯なども、必須ではありませんがあればなお良いです。
適切な水温
水温は約24~26℃が最適です。
夏場など、水温が30℃以上になった場合は水槽の近くに日除けを設置したり、冷たい水を加えたりして水温を下げましょう。
また、逆に冬場には水温が下がります。
15℃以下になった場合はヒーターを用意したり、水槽の周りを発泡スチロール等で保温したりして、水を適温に保ちましょう。
水槽に入れる錦鯉の数と水換えについて
錦鯉1匹のサイズが約15~20cmである場合、60cmの水槽では3匹まで、90cmの水槽では6匹までが基本的には望ましいです。
そして水槽に入れる錦鯉の数が多ければ多いほど水は汚れやすくなりますので、水換えはこまめに行いましょう。
水が汚れていると錦鯉にとってストレスになってしまいますので、気をつけましょう。
まとめ
錦鯉が健康で快適に過ごすためには、上記の通り水などの環境作りが重要です。
そしてそれはすぐに用意できるものではなく、特に最適な水作りについては何日もかかる作業です。
何の用意もしていないのにいきなり安易に錦鯉を購入することは錦鯉にとって大変危険なことですので、環境作りは必ず錦鯉を購入する前に済ませることが基本です。
何事も周到な準備が大切ということです。