錦鯉の目をよく見てみたら何やら異変がある、でもどうしたらいいのかわからないという方々もおられるかと思います。
そして目の異常というのは一体何を意味しているのかも気になるところです。
ここでは様々な目に関する異常と具体的な対処方法をお話ししていきます。
目は大事な器官
目は錦鯉に限らず大事な器官の一つです。
目に異常を放っておくと、視界が狭くなったり場合によっては全く見えなくなったりという事態に直結します。
決して安易に考えず、正しい知識を身につけて適切に対処しましょう。
目が出る場合
錦鯉の目が出ることを『ポップアイ』と呼びます。
いわゆる『眼球突出』のことです。
原因は水質の悪化によって増殖したエロモナス菌です。
初期のポップアイであれば水換えを行い、環境整備をすれば自然治癒しますが、悪化してしまった場合はエルバージュなどの薬を使用して治療しましょう。
目が白い場合
目が白くなる原因についても、やはり水質の悪化だと言えます。
目が白くなるのは『眼球白濁』と言い、この場合の対処方法も上記のように水換えによる水質の改善を行うことです。
そしてもちろん早期発見が大事です。
治療の際は『グリーンFゴールド』などの薬で薬浴をすると効果的です。
目がくぼむ場合
上記の目が出る場合と白くなる場合は、対処は確かに必要ですが命の危険には直接つながらないことがほとんどです。
しかし、この目がくぼむというのは要注意です。
というのは、目がくぼむのは目だけの異常ではなく、他の重大な病気のサインであるからです。
具体的には、『カラムナリス』や『眠り病』などが潜んでいる可能性が高いです。
ですので、少しでも目がくぼんでいるように思ったときは、その背景にある病気を疑いましょう。
重大な病気でも早めに発見すれば完治するものもありますので、日頃からよく錦鯉を観察するように心がけましょう。
まとめ
上記の通り、目の異常のほとんどが水質の悪化によるものです。
日頃の濾過や水換えは怠らないようにしましょう。
そして上記の異常の中では、目がくぼむ状態が最も危険だと言えます。
しかし他の異常についても「大したことはないだろう」と安易に考えて何も対処しないままでいると後々目が見えなくなってしまうなど、取り返しのつかない事態に発展します。
いかなる異常も気を抜かずに対処することが重要です。