錦鯉といえば、一匹一匹がすごく高価だというイメージをお持ちの方も多いかと思います。

そして錦鯉を養殖させたら、もしかすると売れるかもしれないという期待が心をよぎるかもしれません。

では実際に錦鯉を養殖した場合、どのくらいの利益が見込めるのでしょうか。

ここではその辺りを掘り下げてお話ししていきます。

錦鯉の値段と養殖での年収について

錦鯉 養殖 儲かる

錦鯉は高価です。

一匹数百万円という錦鯉もいます。

そして昨今では錦鯉は海外でも需要が高まっていて輸出も多く行われています。

尚、より高価な錦鯉については購入者と販売者との話し合いによって値段が決められます。

そのため、錦鯉養殖における年収はその年によって変動がありますので、はっきりいくらであると言い切ることは難しいです。

実際に養殖は儲かるのか

ここまでのお話しの流れでは、いかにも儲かりそうな雰囲気がしますが、よく考えてみましょう。

錦鯉は約300万個~100万個もの卵を一度に生みますが、その中で選別などを経て最終的に残るのは約100匹~約1000匹ほどです。

そして、その中で納得のいく最高の錦鯉というのは、一年間にたった1匹いるかいないかという程度です。

もちろん購入者の好みや条件次第では自分で納得がいまひとついかない錦鯉でも、高く売れるということもあるかもしれません。

しかし養殖の設備にかかる費用まで考慮すると、錦鯉の養殖というのは想像よりも儲からないと言えます。

それどころか飼育方法を一歩間違えてしまえば、大赤字ということもあり得ます。

錦鯉を売るのは人脈がすべて

仮に養殖によって素晴らしい錦鯉が生まれたとしても、当然顧客を抱えていなければ買ってもらうこと自体難しいです。

錦鯉で高い利益を出している養鯉場などは、より高値で購入してくれる顧客を多く抱えています。

商売として成り立たせるというのは、人脈を様々なところでつくっていくことが必要不可欠なのです。

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どうしても売りたいという場合

人脈は無いし商売の知識もあまり無いけれど、やはり養殖した錦鯉をどうしても売りたいという場合は、競り市に出品してみましょう。

競り市の中には素人でも出品可能というところもあります。

そのほうが金銭面でのリスクも高くありませんし、他の出品者からいろいろな刺激をもらえて楽しく売ることができるかと思います。

まとめ

錦鯉に限らず、商売というのは決して楽ではありません。

そしてそれなりのリスクもあります。

くれぐれも安易に考えないようにしましょう。

錦鯉の養殖を趣味で楽しみながら行い、その中で優秀な錦鯉が生まれた場合にリスクの低い方法で販売に挑戦してみるという方法が最も気楽であるかと思います。

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