ニワトリならトサカ、ライオンならタテガミとパッと見で性別の見分けのつく動物は多くいますが、オスとメスの見分けが付きにくい錦鯉の見分けはどこで行うのでしょうか?
繁殖のため混泳したいと考えても「全部オス(メス)でした!」なんて事になり繁殖期を逃してしまうのは勿体ないですよね!
今回は、錦鯉の性別の見分けについて紹介します。
オスとメスで違いはあるの?
私が小学生の頃は、理科の時間にメダカが登場し「背びれや腹びれの大きさで見分ける」と習った気がするのですが、錦鯉でも違いはあるのでしょうか?
オス
胸ヒレが大きい、上から見ると細め、泳ぐのが早く網などで捕まりにくい。
メス
胸ヒレが小さい、上から見るとふっくらしている、泳ぐのが遅く網で捕まえやすい。
この様なオス・メスの違いがあるようなのですが、両方をよく見比べる機会が欲しくなりますね。
見分けのポイントは?
水中から出してじっくり眺めていては錦鯉の生命に関係してしまいますから、出来るだけ早く見分けたいですね。
子供の頃、祖父に聞いたら「赤いのが入ってるのがメスで、黒い模様のあるのがオス」と子供だましな返答があり、子供の頃は素直に信じていました。(そんな事実はありません)
「ここを見れば分かる!」という部分はあるのでしょうか?
見分けやすい時期がある
専門業者の方の中には一瞬で見分ける事ができる方もいるそうですが、素人にはむずかしいですよね?
「オス・メスの見分け」というよりは「オスならこうだ!」「メスならこう!」という見分けの仕方が繁殖時期の春なら可能です。
お腹を押してみると、オスの場合は白子がでるそうです。メスの場合は、お腹に卵を抱える子が多いので、急に太って見えるそうです。
ただし、2歳以下の子や、放出後で持っていない子もいますので確実とは言い難いです。
確認する際も優しく触れてあげて下さいね!
色でも分かる?
小さい、まだ稚魚と呼ばれるサイズの子だと色での見分けができるそうです。
オスの場合は、赤の発色が強く「だいたいはオス!」位の確率で、メスの場合はオスに比べると淡く見え「まぁ、メスの確率が高いかな?」位の確率で見分けられるそうですが、その淡さの区別が素人には難しいですよね?
(うーん・・・「色で見分ける」と言った祖父の回答はあながち間違いではなかったのか?)
まとめ
しっかりとしたオスとメスの違いがある事が分かりましたが、パッと見て区別をつけれる様になるには時間が掛かりそうですよね。
この見分けが付くようになれれば自宅で卵から孵化させる事も出来そうですね!
なお、先にも出しましたが、鯉達は水中生物ですから、長時間水から出して観察するのはやめましょう。