錦鯉はできるだけ美しく育ててあげたいものです。
そこで、日頃の錦鯉飼育における一つの目標となる錦鯉の品評会という一大イベントについて、ここではお話ししていきます。
品評会とは一年に一度の錦鯉のコンテストです。
品評会の出場資格というのは、錦鯉を飼育しているのであれば誰にでもあります。
品評会というのは競い合いの場ではありますが様々な錦鯉が集まる場所ですので、普段なかなか見られない種類の錦鯉や、ベテランの方々が育てた素晴らしい錦鯉をたくさん見ることができる貴重な場でもあります。
品評会での様々な基準について
品評会ではいくつかの基準に沿って、専門家が錦鯉を審査していきます。
そして基準をしっかり満たした美しい錦鯉には賞が授与されます。
審査の基準は主に体形、色彩、模様の三つです。
それに加えて錦鯉の性別や鱗の光り具合などの細かな基準もあります。
あらゆる面での審査ですので、もし賞を目指すのであれば、しっかりとした飼育を行うことが重要になってきます。
体形の基準
体形の細かい基準はたくさんありますが、その中でも一番重要であるのは、やはり痩せすぎず太りすぎず、体に程よく肉が付いていて健康であることであると言えます。
見た目に強い印象を与えるには、生命力溢れる力強さを感じさせるような体形であることが重要です。
色彩の基準
色彩については、鮮やかで色のムラがないことが重要です。
特に色が薄い、色に濃淡がある、という魚体は品評会での審査基準としては望ましくありません。
色彩は錦鯉の大事な要素です。
特に日頃の飼育での色揚げ技術が結果に結びつきます。
模様の基準
模様についてはバランスが重視されます。
模様が一点に集中している状態の魚体は、バランスという面ではあまり望ましくありません。
理想は、いくつかに分かれた模様が、体の前後左右、とにかく適度な配置で表れているという状態です。
まとめ
上記で品評会は競い合いの場だと述べましたが、もしも賞に入ることができなくても落胆する必要はありません。
賞に入ることができなくても、自分の大事な愛魚であることに変わりはありません。
「今回は残念な結果だったけれど、よく頑張ったね」と褒めてあげましょう。
そしてまた次の機会に向けて、モチベーションを上げていきましょう。
品評会はいろいろな良い刺激をもらえる場であり、そして錦鯉飼育における学びの場でもあります。
出場しないという場合でも、近所で品評会が開催された場合は足を運んでみることをおすすめします。