「あれ?昨日の夕方までは元気だったのに!?」

犬や猫などのペットと違い、意思の疎通が難しい錦鯉達。

ケガや鱗に関する物以外の病気やケガは分かりにくいですよね?

特に多いのが、餌にも寄って来ずに池底でジッとしていたり、お腹を見せて浮いている事だと思うのですが、どんな原因があるのでしょうか?

池底で動かない原因は?

寝ていたり休んでいる場合は、動かない事もあるんですが、様子を見るたびに同じ場所にいる場合、どんな原因や対処が必要なのでしょうか?

こんな原因かも?

錦鯉 動かない 池底

池底で横になっている場合に考えられるのが「眠り病」の可能性があります。

眠り病は名前の通り、池底や水槽の底で眠っています。

音を立てたりすれば気が付いて横たわるのをやめて泳ぎ出すのですが、すぐに横たわってしまいます。

池底に静止して動かない場合には「白点病」「ミクソボルス症」などを含む様々な原因が考えられ、中には他の子に感染してしまう細菌や微生物もあるのできちんとした対処が必要です

対処法は?

眠り病の場合も他の子に感染してしまいます。

とくに2歳までの若い子に感染しやすく、1度かかり完治すると抗体が出来てかかる事はないので、鯉を強くするために人工的に感染させるブリーダーさんもいるそうです。

とにかく、完治させなければ蔓延にもつながるので、専用の薬品をいれた水で様子を見る事になりなす。

(塩6kg/t+パラザン100ml/t)を26℃以上30℃未満の水に溶かし数日間様子をみます。

「白点病」の場合も、専用の薬品での池の消毒や、白点病の場合は26℃以上の水温を保った水で飼育する事で自然に完治します。

「ミクソボルス症」も同様に専門の薬品での消毒や治療、隔離が必要です。

水面に浮いている原因は?

人を見かけると一斉に浮き上がり、餌のおねだりをする仕草の可愛さも錦鯉の魅力の1つですが、常に浮いていたり、ひっくり返ってしまっている場合の原因と対処法は?

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こんな原因かも?

「転覆病」「チョウ症」「白点病」「ミクソボルス症」などが原因の可能性があります。

よく間違いがちな症状として「酸素不足」を考えてしまいがちですが、その場合は浮く事は少なく水面に顔を出してパクパクする事が多いです。

対処法は?

「転覆病」の場合は食べ過ぎや浮袋の異常が原因の事が多いです。

他の考えられる原因も色んな他の病気を併発している可能性もありますから、正しい対処法と病気を知る事が必要です。

「白点症」の場合は、白い点の様に見えるのが「白点虫」ですから、これを駆除する必要があります。

まずは、エアレーションの量に注意して隔離した後、感染の可能性のある病気の場合は同じ池などに入れている子達に蔓延しない様に、それぞれの病気に効く薬品での消毒などをしましょう。

まとめ

あくまで、こちらで紹介した症例や治療法は1例にすぎません。

キチンとした対処と治療で蔓延を防ぐ必要があります。

素人判断や治療法を行うのではなく、専門家やショップの方に教えてもらう事をオススメします。

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