最近は日本に訪れる外国人観光客が増えています。

そしてそれに比例するかのように錦鯉も注目されています。

錦鯉は海外では「泳ぐ宝石」と呼ばれるほどの価値があり、錦鯉を通じて日本特有の文化を楽しみたいという外国人は増え続けています。

ここでは主に世界における錦鯉の需要や輸出の事情についてお話ししていきます。

錦鯉の海外での需要

錦鯉 輸出 世界

現在、錦鯉の需要の大半は実は海外にあります。

具体的には、日本での需要と海外での需要は3:7の割合となっています。

この数字を見ると、いかに世界で錦鯉の価値や人気が高まっているかがよくわかります。

今や英語にも『ニシキゴイ』という呼び方が定着しているほど、錦鯉は日本文化をアピールする象徴の一つになりつつあると言えます。

年間の錦鯉の輸出額

年間の錦鯉の輸出額は、この10年間で一気に伸びました。

具体的な数字としては、今のところの年間輸出額は約30億円以上であると言われています。

この数字からは、まさに世界において錦鯉の人気が上昇している様子が見て取れます。

ちなみに日本国内での錦鯉の売上額というのは、海外の事情と比べると最近はあまり伸びていないと言えます。

輸出の拡大について

錦鯉の輸出は世界中に拡大しつつあります。

最近の日本の錦鯉産業は、特に中国や東南アジア諸国などへの輸出拡大に躍起になっています。

また、アジアほどではありませんが、ヨーロッパでもオランダやドイツなどへの輸出が増えています。

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中国で錦鯉が人気である理由

上記でも触れましたが、錦鯉の輸出国の中では中国が最も多くの割合を占めています。

理由の一つとしては、昨今の中国における経済発展が考えられます。

また、特に中国において鯉は『登竜門』という有名な説にちなんで、商売繁盛や立身出世の象徴と認識されています。

そのため、鯉というのは中国ではとても縁起の良い生き物であるということも理由の一つとして考えられます。

まとめ

錦鯉というのは世界に通用するほどの大きな価値があり、日本が誇るべき貴重な伝統文化の一つであると言えます。

今も世界のどこかで、錦鯉に癒されている人々がいることでしょう。

錦鯉をはじめとする日本の伝統文化の魅力を、これからもより多くの人々に知ってもらうこと、そして世界各国の人々の暮らしがより一層彩り豊かになることを期待したいところです。

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