錦鯉を大きく育てたいけれど、肝心な池が無いのでどうしようかとお悩みの方もおられるかと思います。
そして専門の業者に依頼して池を造るというのはとても費用がかかるのというのも悩みです。
ここでは池の自作に焦点を当ててお話ししていきます。
これから池造りを考えている方々は必見です。
自作は大変か?
結論から述べますが、自作は可能です。ただ、池を自作する作業はとても大変です。
手間と時間がかかります。
そして予め池についての知識をしっかり念頭に置いてから設計をしていかなければ失敗してしまうこともあります。
池を造ることというのは、思い立ったらすぐに実行できるということではありません。
まずはしっかりと錦鯉にとって快適な池とは何かについて勉強するところからスタートしましょう。
池には様々な形がある
錦鯉の池には主に和風の池と洋風の池があります。
池と言うと、多くの方は周囲が石で囲まれた和風の池をイメージするかもしれません。
どちらが良いかは飼い主さんの好みですが、洋風の池のほうが和風の池に比べると、池の管理は若干楽であると言えます。
和風の池に比べて洋風の池はコンクリート製の四角形という質素な形です。
見た目にこだわるならば和風の池を、管理のしやすさを求めるのならば洋風の池が望ましいかと思います。
大きさや深さはどのくらいがちょうどいいか
まず池の大きさですが、これはそれぞれのお庭などの大きさに合わせて作る必要がありますので、どれくらいが理想だという基準はありません。
しかし管理のことを考えた場合、錦鯉飼育の初心者の方であれば、だいたい2m×3m程の大きさくらいが管理しやすいかと思います。
深さは錦鯉の飼育にとって重要なところです。
だいたい120cm~150cmくらいの深さがちょうど良いと言えます。
深さについては、浅すぎても深すぎても良くないので適切な深さで設計しましょう。
大まかな池の作り方と費用
ここからは池の作り方と費用についてお話ししていきますが、あくまで一つの例だと捉えましょう。
材料や環境などの条件が違うと作り方も費用も異なってくる場合があるからです。
まずは費用についてですが、専門業者に頼む場合は、条件によってだいたい150万円~500万円と、かなりの額になります。
一方それに比べれば、自作するというのはかなりのコストダウンが期待できます。
次に作り方ですが、作業工程はたくさんあります。
大まかな工程は、設計、掘削、配管の設置、型枠を組む、コンクリートの流し込み、型枠外し、左官仕上げ、池の外周の埋め直し、濾過設備の用意、池の内側の塗料塗りという順番となります。
まとめ
上記でも述べましたが、自作は大変です。
全部を自分一人で行うには相当な時間と技術と手間がかかりますので、もしコストダウンをしたいならば工程の一部だけ自分で行うという方法が無難であるかと思います。