錦鯉の色をより一層良くするための色揚げですが、果たしてどのような種類でも効果はあるのでしょうか。

一般的には色揚げ用の餌というのは、主に紅のある錦鯉に効果があるとされていますが、実際はどうなのでしょう。

ここでは主に錦鯉の種類の中でも特に煌びやかな、黄金などの光りものの場合についてお話ししていきます。

黄金にも色揚げ用の餌は効果があるのか?

錦鯉 種類 黄金

まず、特に黄金と紅白はよく同じ池や水槽で飼育されますので、黄金も色揚げ用の餌を食べます。

そして上記でも触れましたが、基本的には紅に効果があるとされていますが、結論を述べますと黄金にも効果はあると言えます。

しかし、全ての黄金に効果があるかと問われると必ずしもそういうわけではありません。

やはり黄金と言っても、色揚げの効果があるのは主に模様に紅が混じっている魚体に限られます。

紅の入った黄金の種類

次に模様に紅の入った種類の黄金についてお話ししていきます。

錦鯉の種類はとてもたくさんありますが、その中でも代表的な黄金は、紅と黒のコントラストが個性的な『金黄写り』や、鱗がまるで孔雀の羽のように華やかな『孔雀黄金』などです。

尚、ここでは黄金の色揚げ効果について取り上げていますが、魚体の一部に紅が入っているのであれば他の種類についても、やはり同じように効果があると言えます。

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色揚げ用の餌の注意点

色揚げ用の餌は、『ゼアキサンチン』や『アスタキサンチン』という物質を利用しているものが現在の主流と言えます。

これらの物質が錦鯉の体の中に溜まることで発色が良くなります。

しかし、色をより鮮やかにしたいがために、色揚げ用の餌をたくさん与えすぎると発色が良くなりすぎて、紅がきつい印象の赤になってしまうということもあります。

また、白地の多い紅白などの種類の場合は、白地が黄色っぽくなってしまいますので、餌は適量を守って与えるようにしましょう。

まとめ

錦鯉の色の基本は「白、黒、紅」の三種類です。

そしてその中でも、錦鯉の美しさの決め手となる色が紅です。

紅が美しく発色することで、白と黒の魅力も一層引き立てることができます。

紅が美しくなければ白地や黒、そしてせっかく豪華な黄金の輝きさえも、何だか全体的に味気ない印象になってしまいます。

錦鯉の色の変化を日々しっかりと観察し、適切な給餌を行いましょう。

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