昔、祖父に家には大き目の池があり、沢山の鯉達が泳いでいました。

子供心に「広い池なのにお水はいつもたくさんだな」と足元に集まる鯉を見ながら考えていました。

現在は、住宅事情からも大きな池は準備できないので、祖父宅にあった火鉢や石臼に蓮を植えメダカや金魚を飼育していますが、錦鯉の飼育に必要な水の量や淡水魚を飼う上で大切な水質やph値が気になります。

必要な水の量は?

優雅に泳ぐ姿を楽しみたいなら、池よりも大きな水槽で横からも眺めたいと思うのですが成魚では1匹でも難しいです。

よく泳ぎ、力も強い鯉はたまに水槽を破壊してしまう事もあるそうです。

ただし、まだ稚魚と呼ばれるサイズの子なら一般的なサイズの水槽でも飼育可能です。

何匹飼うかでもサイズは違いますから、必要な水の量も変わってきますよね?

水の量は?

錦鯉、育て方、水質

こればっかりは、サイズによって違うので一概に○リットル!とは言えません。

池や水槽が大きければたくさん必要ですが多数の鯉を放てます、小さければ水は少なくて済みますが鯉も放てる数が限られてしまいます。

目安の量は?

品評会に出すようなサイズの子ではなく、10~15cm位の子なら60リットルの水槽に砂利を敷き、ろ過装置などを取り付けると5~6匹の子を入れる事が可能です。

もっとたくさん入れられるのでは?と思う位に余裕を感じますが、ストレスなく泳いでもらう事が1番なので余裕が必要です。

水質とph値

さすがに「水を交換しよう」と言って水道からドボドボ水を溜めていく人は少ないと思います。

「1日汲み置く」なんて聞いた事もありますが、新しい水に必要な水質はあるのでしょうか?

適した水は?

「川の水がいいのかな?」と思った事がありますが、そうではない様です。

だからと言ってミネラルウォーターが適しているのか?といえば違います。

ある程度バクテリアや好気性の菌がいて、酸素を十分に含んだ水が適しています。

汲み置いた水道水はカルキは抜けるかもしれませんが、もちろんバクテリアなどはいませんから使用できません。

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水から準備しよう!

川の水がダメ!水道水がダメ!となるならどうやって水を準備しているのでしょうか?

ろ過装置でキレイにした水に、先にでたバクテリアや好気性菌を入れ、エアレーションで絶えず酸素を送り込んだ水が適しています。

また鯉の糞や食べ残しで汚れた水をろ過した物はアルカリ性水になりがちです。

ph値もこまめに測り、7.5~6.5のph値の水を保つ事が必要です。

まとめ

「水中生物に必要なのは水、水がないと生きれないから水だけあればいい」と簡単に考えて「道具を揃え飼育を始めたけど全滅しちゃった」という人もいますが、適した水という物を知って飼育を始めて欲しいですね。

また、鯉自体も水が原因で「酸素足りないです」と訴える様に、水面に顔をだしパクパクしたり、餌を食べなくなったりと何かしらのサインを見せる事もありますから、毎日の観察も必要です!

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