ある日突然、飼っている錦鯉が餌を食べなくなってしまってどうしたらいいのかわからないと途方に暮れている方もおられるかもしれません。
急に餌を受け付けなくなってしまうと不安ですよね。
ここでは餌を食べなかったり吐き出したりする原因と対策についてお話ししていきます。
餌を食べてくれないときに最初に考えるべきこと
まず考えるべきことは主に二つあります。
一つは、今までの餌ではなくいつもと違う餌を与えていないかということです。
この場合は餌を元の餌に戻してみることをおすすめします。
そして二つ目は、水質が悪化していないかどうかです。
水中のアンモニアや亜硝酸が多くなっていないか検査すること、そしてphがどのくらいになっているかを確かめましょう。
phは常に7、つまり中性に保ちましょう。
餌を食べてくれなかったり吐き出したりするという場合の多くは、主にこの二つの問題を解消することで解決します。
病気の可能性について
上記の対策を行ってみても改善が見られない場合は、念のため病気の可能性も疑いましょう。
錦鯉の病気と言っても様々なものがありますが、餌を食べない、あるいは食べても吐き出してしまうという場合は消化器系に何か異常がある可能性があります。
また、いつもと泳ぎ方など他の部分においても様子が変わっていないか、注意して観察するようにしましょう。
餌を与える上での注意点
まず餌というのは与えても良い時期とそうでない時期があります。
特に水温が10℃以下になった場合は餌を与えてはなりません。
水温が低い時期の錦鯉はどうしても消化機能が良くない状態になっていますので、餌を与えてしまうと消化不良を起こして、悲しい事態に直結します。
そして、餌の与えすぎも消化不良につながりますので、とにかく錦鯉の健康を守るには適量が大切です。
まとめ
錦鯉も人間と同じで、日によって体調の変化があります。
また、水温や水質など環境の変化もあります。
マニュアル通りに餌を与えていれば飼育が完全に上手くいくかと問われると、必ずしもそうではないことも時にはあり得ます。
やはり大事なことは、飼い主さんの観察力と柔軟な対応です。
いろいろな事態を日頃から想定して、予め餌を食べなくなったときのための正しい知識を頭にしっかりと入れておくことが重要です。