錦鯉を飼いたいけれど池は造れないし、かと言って水槽を買う余裕も無いという方もおられるかもしれません。
そこでプラ舟という選択肢もあります。
ここではプラ舟とはどういったものであるのか、そしてプラ舟飼育で気をつけるべきことをお話ししていきます。
プラ舟とはそもそもどういったものか?
プラ舟というのはプラスチック製の容器の名称で、様々な用途で利用することのできるものです。
例えば園芸でも使える場面がありますので、小さなサイズのものを一つ持っていると、とても便利かと思います。
プラ舟のメリット
プラ舟の最大のメリットは価格が低いという部分です。
そして低価格のわりにはたくさん水を入れることができます。
そのため、上記のように池も水槽も用意できないという場合にはもってこいと言えるアイテムです。
また、プラ舟には小さなものから大きなものまでサイズがたくさんあります。
どのくらいのサイズが適しているか
錦鯉をプラ舟で飼育する場合、サイズとしては180L~800Lサイズのプラ舟が望ましいです。
尚、ここでの「L」という単位はリットルを意味します。
稚魚用としてなら180L、成魚で40cmくらいであれば400Lのプラ舟がちょうどいいサイズであると言えます。
そして、ある程度の深さがあるものを選びましょう。
気をつけるべきこと
プラ舟はとても安価ですので気軽に導入できますが、気をつけるべきポイントもあります。
まずプラ舟は劣化しやすいです。特に外へ出して長く日光が当たると、壁面がひび割れて水漏れにつながります。
何しろ材質がプラスチックですので、水圧に弱いという特徴があるのです。
対策としては、プラ舟の周りを木材で囲む、あるいは穴を掘ってプラ舟ごと地面に埋めて使用するという方法があります。
また、錦鯉を飼うのであれば、これは池や水槽での飼育でも同じことが言えますが、濾過やエアレーションの設備をしっかり導入しましょう。
また、錦鯉の飛び跳ねに備えて、プラ舟の上にネットなどを設置しておくことも必要です。
まとめ
プラ舟はとても便利な道具です。
ただ、上記でも述べましたが、プラ舟はとても劣化しやすいですので劣化対策はもちろん、もしも劣化した場合のことまで予め考えて、次の対応策を用意しておく必要があります。
また、設置スペースもある程度広くとることが必要ですので、購入前にその辺りもよく考慮しておきましょう。